絵がとっても綺麗ですが、内容が中々にえぐいBLマンガ「蟷螂の檻(とうろうのおり)」
昭和のねっとりした感じが好きな方は絶対はまると思います!
このページでは「蟷螂の檻」の4巻を含めたあらすじ、感想を紹介します。
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エロシーンは読めませんが、絵の雰囲気は分かるかと思います
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蟷螂の檻のあらすじ
昭和の華・當間一族…名家・當間家の跡取りとして厳しく育てられてきた育郎は、座敷牢に匿われる異母兄弟・蘭蔵に父の関心のすべてを奪われていた。
辛くとも気丈にふるまう育郎だったが、そのそばには、常に一人の男がいた。
典彦。育郎が幼い頃から仕える年上の使用人である。
典彦は、孤独な育郎を愛でた。深い口づけを教え、性処理とうそぶきながら育郎に快楽の種を植え付けた。そして数年後、事態は一変する。
當間家当主が死に、育郎が次代を継ぐ時が来たのだ。
孤独な御曹司に植え付けられた快楽の行く先は…。
蟷螂の檻の感想
なかなか文字量の多いマンガです。BLマンガにはまっていると言っても、2桁も読んでいないので他と比較するのは難しいですが。
蟷螂の檻は昭和時代とあってどこか陰鬱な雰囲気が漂っています。
親子の確執、自己愛、自己否認、自己肯定がテーマとなっているので、読んでいて胸がぐっと締め付けられます。
父親に愛されたかった育郎。しかし父親は発達障害である兄の蘭蔵を愛でる。
そんな孤独な育郎の側につくのは、使用人の典彦です。
この典彦という男がけっこうヤバい!!
人間の掌握術にたけているので、育郎の心を揺さぶり揺さぶり手のひらで転がしていきます。愛情だけでなく、憎しみや嫉妬も全て欲しい典彦は、育郎だけでなく他の人物まで操って…。
そのしたたかさと欲の深さには脱帽ですよ!
正直BLマンガ発達障害の男性が出てくるとは思いませんでした。ここら辺は賛否両論あるでしょう。
でも蟷螂の檻は蘭蔵をただのキャラクターとして描くのではなく、物語に深くかかわる人物としてしっかり描いています。
幸せなカップルの話が大好き!な人にはおすすめできませんが、鬱々としたじめっとした昼ドラみたいなマンガが好きな人にはオススメできます!
螳螂の檻の4巻を少しだけネタバレ
ついに螳螂の檻4巻が発売されましたね!何年待ったことか…。
4巻では物語が大きく動き出します。
育郎と典彦がついに別離するのです!
育郎は最後まであのサイコパスに支配されると思っていましたが、ラストでは意外な形で2人は分かれます。
そして兄の蘭蔵にも進展が…。
ちょっとずつ進歩していく蘭蔵に、胸がほっこりしました。
4巻でまさかここまで物語が違う方向に動くとは思わなかったので、驚きです!!
次巻がさらに楽しみになりました。
螳螂の檻のまとめ
巻を追うごとに面白くなるBLマンガ「螳螂の檻」
陰鬱なBLが好きな方はぜったいはまります。4巻も期待を超えるおもしろさです。
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